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zoom RSS …からの手紙

<<   作成日時 : 2008/11/19 23:51   >>

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10年も20年もそれ以上も連絡が途絶えていた友人、知人が、どこかの宣伝媒体で名前を見たと言って、ネットでメアドを検索して連絡くれたりすることがここ数年にはしばしばあります。

雪は天から手紙
とは故中谷宇吉郎博士が遺した言葉。
自分たちがしていることも天に姿を隠して雪に託して届けているようなものかもしれません。
「中谷宇吉郎雪の科学館」は金沢から少し越前に向かった加賀にあり、ひとりかごく限られた人と静かに過ごすとっておきの場所です。
といいつついろんな人連れて何十回と行きました。

ついでに、
彼方からの手紙、
はスチャダラパーの名曲だと思うんです。
当時からスチャダラはこの曲だけ(すみません)と思っていたのだけど、今、世の中はだんだんこっちに来てますよね(と勝手に思う)。

1980年代の終わり頃、名古屋を拠点に気まぐれに活動していた(ように思えるのだけど、そうじゃなかったらゴメン)「ですぺら」というバンドにであいました。
初対面のときにフェルナン・クノップフの話をしたヴォーカルのかいちさんのメンタルの繊細さにシンパシーを感じていて、華々しくメジャーに向かって活躍するというスタイルでは、そもそもなかったこの人たちの、口数少ないスタイルがとてもいい感じなのでした。
当時身体の半分くらいは音楽に浸っていて、そのさらに半分くらい浸っていたオルタネティティブ・ロックな人たちとの出会いには共有できるところが多くあるような気がしていました。
しかしその中でしばしば共有されるさまざまな実験精神に満ちた(各時代の)先端芸術、ではなく、最後の保守派的に耽美の牢獄に引きこもる(というのが自分の印象なんですが)クノップフの話をした、ということが印象深かったのでした。
実のところ、自分がフェルナン・クノップフの存在に触れたのは美術館でも展覧会で画集でもなく、ひさうちみちおさんの「嘆きの天使」という漫画にでてくるスフィンクスのよって、でした。
近年、スフィンクスといえば、舟越桂さんのスフィンクスシリーズですが。

ベースのしばやんはその後、近しい友人関係の中に存在していて一緒に旅をしたこともあるけど、その後、かいちさんの動向は知らない、知らないけれど、きっと、日常生活のなかの幻のなかで、詩をうたいつづけているに違いない。
そして、20年以上たった今でも、ほとんど録音なんて残っていないであろうですぺらのただ一曲のことを、自分は毎日思い出してる。
きっとそんなことが、あるのだ。
自分のようなもののことでさえ、声に出さない誰かがそっと覚えている。

何だろう、ものをつくってひとにつたえる、っていう仕事の本質はこんなにかぼそくわかりにくく、まぼろしを信じるようなものだ、ってこと、だけど、信じてもいい、ってことかもしれない。

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